法面保護工事について
法面保護工事についてのご紹介です。
法面とは

法面とは正式には切土や盛土により作られる人工的な斜面や道路建設工事や造成工事などに伴う、山地掘削、盛土などにより形成される斜面のことを表していて、簡潔に言えば、人工的作用の影響を受けた斜面という考え方が正しいが、自然に存在する急斜面や勾配のついた箇所をこう呼ぶ場合もあります。
法面に関する工事

法面工事とは「法面とは」で述べた事柄に関係する工事の総称として使われていますが、この法面工事をさらに種類別に分けていくと、主に「法切工」「法面保護工」「土留工」等が存在します。このうちにおいて最も法面自体に直接的作用の関係が深い法面保護工事のことを法面工事と呼ぶのが一般的になっており、法切工では切土工、土留工ではそのまま土留工、または土留めとして故障している場合がほどんどであります。
法面工事(法面保護工事)

近年でよく問題になっている法面災害を防ぐ一環として存在しているのが、この法面工事(法面保護工事)であり、代表的なもので緑化による法面の保護であったり、モルタルやコンクリート等で法面の表面を固めてしまうものであったり、または井桁枠状の構造物を法面に構築するようなものがあります。これに併用して長物の鉄筋を法面に垂直に挿入する工法やネット等を覆い被せる工法も存在します。(法面緑化工事、モルタル吹付工事、法枠工事、ロックボルト工事、ワイヤーネット工事)
法面工事(法面保護工事)の工法

法面工事(法面保護工)には多様な種類の工法が存在しており、その法面の状態や形状、または周囲の環境に合わせて工法を選定し法面保護を施します。工法選定では上記の事柄につき法面調査を行い工法選定するのが通常です。
まとめ
法面工事とは斜面崩落等の法面災害を未然に防いだり、脳楽箇所の補修安定を行なったりする法面保護工事の呼称として呼ばれる場合が多く、法面保護のための調査、設計もこれに含む場合があります。